
株の空売りってなにかと制限があって面倒ですが、なにやらルール変更の動きがあるようですよ。
->金融庁が空売り規制の抜本改革を検討=関係筋
・価格規制「アップティック・ルール」の廃止
・空売りの手口(ポジション)の報告範囲の拡大
というのが考えられているそうです。
アップティック・ルールというのは「直近の株価を下回る水準での空売りを禁止する」というルールです。
つまり今より安い値段での空売りができないのですね。こうすることで空売りによるむやみな株価下落を防いでいるようです。
しかし米国では2007年7月頃に既に廃止されているルールのようですね。(情報ソース;堀古英司 ウォール街から~米国株の魅力~)
このルールが解除されると下げ方向への勢いが増すので、株価の変動性(ボラティリティ)が大きくなるようです。
悪いニュースがでれば空売り圧力が増えて一気に値下がりします。しかしその後の反発の勢いも増すとのこと。
トレードというのは値動きしたときの利ざやを稼ぐ行為ですから、値動きが激しくなるのはそんなに悪いことじゃないみたいです。
ただし裁量でやっている人の急落による狼狽->底値で売り->反転上昇に置いて行かれる のパターンが続出しそうな気がします。
昔のニッパーなら間違いなくこのこパターン

そういうタイプの人にはシストレいいですよ。オススメ。

「空売りの手口(ポジション)の報告範囲」というのがよく分からないのですが
現在の空売りポジションをめぐる現在の報告・開示規制では、発行済み株式総数の0.25%以上の空売りポジションの報告と、取引所による公表を求められているそうです。
どうやら、不審な空売りができないように報告義務があるのですね。個人投資家には関係なさそう。

相場の回復を確認するまでは改革を実施しないそうですが、相場の回復ってどのレベルのことなんでしょうね。
あと数年は実行されることはなさそうです。
->金融庁が空売り規制の抜本改革を検討=関係筋
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