$ニッパーのシステムトレード研究所

土屋さんのブログは面白いのですが、言葉が難解で難しいところがあります。

さすがにハイレベルですね。アップ

ニッパーも???となることがたくさん。今回はテクニカル指標についてコメントされている記事を頑張って読んでみました。ビックリマーク

->システムトレーダー、ツチヤのひとりごと-コメント返信(20101123)上

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まず、テクニカル指標が役に立たないという話ですが、これは特に株式市場について言えることですが、一般的にある銘柄の自己の時系列データは未来のリターンに対して説明力を持たないのです。
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例えばある売買ルールを9984ソフトバンクの過去株価データだけでいくら検証していい結果がでても、
そのルールが9984ソフトバンクに対して有効とは説明できないということでしょうか。

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なぜなら、これまで何度もお伝えしてきたとおり、株式の場合は銘柄のプロファイルそのものが時間と共に変化することと、ある銘柄を売買する資金はその銘柄だけを売買するのではなく、その銘柄を含んだユニバース内を動くからです。
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プロファイル・・・例えばソフトバンクの財務状況とか投資判断となるパラメーターとなる要素のことでしょうか?これは自信がないです…。あせる

そしてユニバース。簡単に言ってしまえば、「投資する範囲」のことです。(金融経済用語より)例えば東証一部上場銘柄とかそんなとこでしょうか。

つまり、株式投資をするぞ!となればソフトバンクだけをみんなが取引して、その銘柄のみを介してお金がまわる世界ではなく、ソフトバンク以外にもソニーや第一生命など他の銘柄に資金が回っていくから、ということかなぁ。

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また、商品と異なり、株式の場合は本質的な価値そのものの信頼性が非常に低いのです。
このためある銘柄のトータルリターンを説明するためにはどうしてもマーケット全体の時系列データや外部のデータを用いることが必要になるのです。

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たしかに会社1つ1つの価値というのはいろいろな要因で上がったり下がったりします。
例えばソフトバンクという銘柄だけの先行きを予測する場合、ソフトバンクの過去株価だけではなく
同業種の動きや為替レートに日経平均の流れなど、他のデータも判断材料にいれなければならないということでしょうか。


ふー・・・ほんの触りなのに、ずいぶん時間かかってしまいました。
まだまだありますね・・・。えっ

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しかしトータルリターンを説明するのは難しい一方で、アクティブリターンだけであればユニバース内のレラティブな関係において説明することは比較的容易なのです。
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トータルリターン:投資元本に対する一定期間の総合収益率
アクティブリターン:対ベンチマーク超過収益率
レラティブ:相対

もうルーさんばりに日英入り交じってます。あせる

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つまり何かの指標(予想PERとか移動平均乖離率とか)によってユニバース内のすべての銘柄を順位付けしてやって、その位置によって将来のリターンを説明するのです。(私の言った「クロスセクショナル」とは自己の時系列データではなく時間tにおけるユニバース内の相対比較(レレティブな比較)のことを指しています。)
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投資対象となる銘柄群、たとえば東証一部上場銘柄とかでしょうか、それをなにかの指標で順位付けして、その位置から将来のリターンを説明するそうです。
…いまいちどうやったら説明になるのか、ピンときませんね。

ユニバース、つまり投資対象銘柄群の中の相対比較…。
投資対象となる銘柄の過去株価だけではなく、他の銘柄のデータも利用しながら説明をする・・・?

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ここでの留意点はいくつかあります。
①あくまでユニバース内の相対的な位置が問題なので、指標の絶対値を説明変数にするのではなく、順位(もしくは分位)を説明変数にする。
②あくまで将来ユニバース内でどうなるかが知りたいので、期待リターンの絶対値を目的変数にするのではなく、順位(もしくは分位)を観るべきである。
③トータルリターンではなくアクティブリターンで分析をおこなう。

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その投資対象内での相対的な上げ下げを調べる方法なのかぁ。

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一般的には、時間tにおいてある指標(ファクター)でユニバースを5分位くらいに分けて、t+1期におけるアクティブリターンを記録します、
それを累積していったチャートを見ればよいかと思います。
最近も見たように、こういう形で各ファクターの効き具合を見ていくと、
東証一部全体のような大きなユニバースではPBRや予想PERよりも移動平均乖離率やストキャステックス・ファーストのようなテクニカル系の指標のほうが説明力が高いのです。
この話はほとんどの人が知りません。

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えー・・・と「t」がどうこうの部分はよくわかりませんでした。挫折・・・。ドクロ
東証一部上場銘柄の中で~のように広い枠の中ではPBRやPER等で判断するより、移動平均などのテクニカル指標のほうが説明力というのが高いそうです。
ほうほう。

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機関投資家はテクニカル指標についてまともな分析を決してやりませんし(テクニカル分析はキチガイのやるものだと皆思っているため)、また個人投資家はファンダメンタル指標のヒストリカルデータを持っていませんので分析ができません。

結果としてテクニカル指標とファンダメンタル指標とがどういった使い方やどういった局面でどちらが効果的かとかいう分析は、私のように個人的に両方興味があってデータが扱える人間しか研Qしてこなかったのです。

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テクニカル分析って素人用というのがプロの世界の常識ってこと?
ファンダメンタル指標ってのはPBRややPERとかのことですかね。たしかに連続した過去データってのは見たことないです。
どちらも含んだ検証というのはごく限られた人しかやっていないのですね。

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セルサイドのレポートや学者の方の論文にそういったものの断片を見ることがありますが、非常に浅いレベルに留まっており深く突っ込んで調べてみることはないようです。
まあ、誰も興味がないのですからそんなものです。

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セルサイドというのは売り手?投信とかそういうのを売る立場の人のことかな。
プロでもあまり土屋さんのようにテクニカル指標とファンダメンタル指標を使った
研究をしている人は少ないってことですか。

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なお、個人投資家向けには、唯一2003年に出たある本(アメリカ人が書いたもの)に少し書いてありましたが、まったくと言ってよいほど注目されませんでした。 私は個人的にはその本は株式投資の教科書としては今でも非常に優れていると思っていますが、カリスマ投資家の著作群に隠れてしまって全然売れなかったようです。 今後も売れないでしょう。 合掌。
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個人投資家用に土屋さんオススメの本があるらしいですが、どんな本か気になりますね。
でも英語でかかれてたら読めないなぁ。


といったところで解読終了です。
書くことで、ただ読んでた時よりは理解が進みました。こういう作業をするのも勉強になりますね。

土屋さんの話す内容をすらすら理解できる人はすごいなぁ。わんわん

->システムトレーダー、ツチヤのひとりごと-コメント返信(20101123)上