↑の図は野村総合研究所(NRI)が公表している日本の資産運用ビジネス2010/2011(PDF)にある図です。
これは今後5年間で、家計からどのような投資商品へお金が移動していくのかを予測したものです。
資料には
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投信への資金流入は回復基調にあるといってよいだろう
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と書かれています。これからは投信を経由して株式市場にお金がどんどん流れてくるようですね。
日本の株式とは名言してないので、どれだけ日本の株式市場にお金がまわのかはわかりませんが、お金が入ってくれば市場は活気づき、出来高も増えて流動性があがりますから現役トレーダーの立場としては大変嬉しいです。
しかしここしばらくの投信の成績をみるとあまり芳しくないようで、ここまで言い切られてしまっています。
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最近10年間でみると日本の投信業界は結果として個人の資産運用に役立ったとは言い難い。
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結構な言われっぷり!リーマンショック等色々あったにせよ、せっかくお金預けても増やしてくれないんじゃ嫌ですよね。
これからの個人には2つの力が必要だ!
こういう話を見ると、やっぱり今は資産運用を人任せにできない、自分で自分のお金を増やす時代!と強く感じます。
若い人ほど、資産運用に興味を持って行動して頂きたいですね。
年金など社会保障に不安が残る世の中ですので
これからの個人は
・資金を作る能力(働いてお金を稼ぐ力)
・資金を運用する能力(お金を活かして更なる価値を生み出す力)
という2つの力を持つ必要があると思います。
皆が運用し、お金がよく動く環境をつくると、
お金が動く->ビジネスの案件が増える->仕事が増える->雇用が増える
こんな風に見事に社会が活性化します。
お金は意味なく貯めて仮死状態にするより、上手に運用してお金を動かせば自分だけではなく社会の利益になるんです。
とはいえ運用の世界って、1年程度の勉強じゃどーにもならないですから、今のうちから少額でいいので相場に慣れていって、勉強&実践をすすめるべきだとおもいますよ。
リンク
->日本の資産運用ビジネス2010/2011(PDF)
->投資は勘でやるよりシストレが吉:『本格的システムトレード開発ソフト イザナミ』